話し方コンサルタント
フリーアナウンサー
根本紫都香(ねもとしずか)です。
本日は、
相手に分かりやすく話を伝えるスキルです。
ロジカルな話し方の「基本のき」であり、
かつ効果の高い話し方として、
PREP法という型があります。
話を簡潔に上手くまとめられない。
相手に納得してもらえる話し方がしたい。
という方や、
目上の相手や、忙しい相手に簡潔に話しを伝える必要がある
という方は、
ご参考にしてくださいね。
Point(結論)
Reason(理由)
Example(具体例)
Point(再度結論)
の順番で話していきます。
その頭文字を取って、
PREP法と言われます。
P:話は簡潔に結論から伝えた方が良いと思います。
R:なぜなら、結論を後回しにすると、途中で話が迷走し、ダラダラと長くなるからです。
E:例えば、一つの話を伝えるために5分ほどかけて遠回しに細かい説明から話し始める人の場合、話を最後まで聞いてみると、結論から話せば20秒で済む話だったりします。これでは仕事も円滑に進まず、プライベートでも相手とのコミュニケーションに問題が生じてしまいます。
P:ですので、話は結論から簡潔に伝える方が良いでしょう。
PREPに沿って話しをすると、
話の結論が彷徨うことがなくなり、
相手にも「結局何が言いたいの?」
と言われなくなります。
しかし日本人は、
結論を濁し、最後の最後に言おうとする傾向があります。
国民性もそうですが、
日本語の文法の作りもそうなっていますね。
核心を突かず、細部から先に話しを始めるので、
この調子であまり話が長くなってくると、
聞き手としてはイライラし始めます。
話している本人も、
「あれ?何が言いたかったんだっけ?」
と、途中で我ながら迷走する人が多いです。
これは英語で、
Beat around the bush.
と言います。
やぶ(bush)の周囲を、
ザクザクと棒で叩きながら、
グルグルとやぶの周りを歩き回り続けるばかりで、
いつまでたっても核心(やぶの中心部)に入らない状態です。
特にグローバル社会では、
この日本人のBeat around the bush.は、
嫌がられるので注意しましょう。
話し方コンサルタント
フリーアナウンサー
根本紫都香