話し方コンサルタント
根本紫都香(しずか)です。
本日は、
話し方が子どもっぽい
というお悩みについてです。
話し方が子どもっぽく聞こえるのは、
イントネーションが一因です。
学生のような印象と受け取られる話し方をしてしまうと、
「この人に安心して任せたい」
という信頼感から遠ざかってしまいますので、
ご自分の子どもっぽい話し方を気にされている方は多いですね。
原因はイントネーションと書きましたが、
具体的には以下のような話し方が特徴です。
例1.語尾が伸びる。
「本日はぁー、〇〇についてぇー・・・」
などのように、語尾が伸びてしまう。
例2.語尾が跳ねる。
「〇〇です⤴。〇〇します⤴。」
というように、語尾が上がってしまう。
一見、かわいい話し方のようにも思われるかもしれませんが、
実は男性でも8割近くの方が無意識に語尾が上がっています。
例3.助詞が跳ねる。
「本日は↑、当社の新製品について↑、説明を↑、・・・」
こちらに至っては、男女問わず9割近くの方がやっています!
アナウンススクールなどで学ぶことが無い限り、
普通は自然に上がってしまうので、無理もありません。
「自分でもできるイントネーションの直し方」として、
以下の方法を行ってみてください。
1.自分の声を録音して聞く
録音された自分の声が好きな人はいません。
いつもの声と違って聞こえるので、
思わず耳をふさぎたくなるのが心情です。
でも、普段の自分の声(だと思っている声)は骨伝導で聞いている声で、
録音された声が、周りの人に聞こえている本当の声なのですよ!
違和感に打ち勝ち、しっかりと聞き直すことができると、
自分の話し方の問題点が見えてきます。
まずはセルフ・モニタリングが第一歩です。
2.プロのアナウンサーの話し方を聞いてみる。
好きなアナウンサーがいたら、
注意してニュース読みのイントネーションを聞いてみましょう。
テレビより、ラジオの方がお勧めです。
テレビは画がありますが、ラジオは音声のみなので、
より集中して聞けますし、
イントネーションが分かりやすいです。
3.語尾跳ね、助詞跳ねを意識して下げる。
アナウンサーの話し方が一般の人と確かに違うと気付いたら、
あとは練習です。
クセというものは、意識を向けて直していくしかありません。
語尾、助詞に気を付けて、何でもいいので声に出して音読してみましょう。
「頭では知っているのに・・・あれぇ?上手く行かない!」
私の生徒さん達も、そのジレンマに首をかしげる方も多いです。
4.自分の声を再度録音して聞く
本当に語尾や助詞が下がったかどうか、
再度確認してみましょう。
私の生徒さんも、このセルフ・フィードバックが出来る方は、
本当にぐんぐんと変わります。
そうなってくると楽しくなり、
ご自分の声を聴くことが苦痛ではなくなるので、
もっと練習したくなってきます。
一方、セルフ・モニタリングからして嫌がる人は、
なかなか上達しません。
(やらないので当然ですが・・・)
ここが上達する人としない人の分かれ目にもなってきます。
一晩でクセが直るはずはありませんので、
そこは根気強くあきらめずに、
毎日継続して練習しましょう!
話し方コンサルタント
根本紫都香(しずか)